今回ご紹介するのは、ホワイトスネイクの「Standing In The Shadow(孤独の影)」です。
Standing In The Shadow (1984&1987)
歌詞 & 和訳
I’m running away from a feeling
Hiding my face in the sand
I’m scared to love and lose again
I don’t know if i can
I don’t need the night to remind me
Where the lonely people go
I try running away from love
But, my heart keeps telling me no
Too many people
Standing in the shadow of love
Too many people
Are standing in the shadow
Standing in the shadow of love
I’ve been living so long in the darkness
I know the cold embrace of the night,
When morning comes I close my eyes
‘cos i’m blinded with the light
Taking a chance of a feeling
Is like waiting for a flower to grow,
So I stand at the crossroad, baby,
Wondering which way to go
Too many people
Standing in the shadow of love
Too many people
Are standing in the shadow
Standing in the shadow of love
I’m running away from a feeling,
Hiding my face in the sand
I’m scared to love and lose again
I don’t know if i can
I don’t need the night to remind me
Where the lonely people go
I try running away from love
But, my heart keeps telling me no
Too many people
Standing in the shadow of love
Too many people
Are standing in the shadow
Standing in the shadow of love
俺は想いから逃げている
砂に顔を埋めて隠れながら
愛してまた失うのが恐いんだ
自分にできることなのか
孤独な人々が行く場所を
思い起こさせる夜はいらない
愛から逃げようとするけれど
心は「逃げるな」と言っている
あまりに多くの人々が
愛の影に立っている
あまりに多くの人々が
愛の影に立っている
愛の影に隠れているんだ
長いときを闇のなかで生きた
夜のつめたい抱擁を知った
朝が来れば俺は目を閉じる
光で目を塞がれてしまうから
花がひらくのを待つように
想いの兆しをつかむんだ
岐路に立っているんだよ、ベイビー
どちらへ行くか考えながら
あまりに多くの人々が
愛の影に立っている
あまりに多くの人々が
愛の影に立っている
愛の影に隠れているんだ
俺は想いから逃げている
砂に顔を埋めて隠れながら
愛してまた失うのが恐いんだ
自分にできることなのか
孤独な人々が行く場所を
思い起こさせる夜はいらない
愛から逃げようとするけれど
心は「逃げるな」と言っている
あまりに多くの人々が
愛の影に立っている
あまりに多くの人々が
愛の影に立っている
愛の影に隠れているんだ
ひとこと
「Standing In The Shadow」は、ホワイトスネイクの第6作『Slide It In』の収録曲です。『Slide It In』 は1984年にUK盤がリリースされた後、1987年にUS盤がリリースされました。
UK盤とUS盤には、ミッキー・ムーディー(G)のパートがジョン・サイクス(G)、コリン・ホッジソン(B)のパートがニール・マーレイ(B)によるプレイに差し替えられたうえ、大幅なリミックスが施されているという相違があります。
以前、同作からご紹介した「Love Ain’t No Stranger」は渋いヴォーカル&メロディアスなギターが鮮やかな曲でしたが、かわって「Standing In The Shadow」ではリズム隊が輝いています!
曲の初めから終わりまで「ドッドッドッドッ…」と鼓動のように重々しく胸に迫るドラミングを披露しているのは、言わずと知れた伝説のドラマー、コージー・パウエル。ニール・マーレイが奏でるベースラインも、コージーが刻むリズムを強調して活かすもので、2人の堅実かつセンス溢れるプレイが強い推進力を生み出しています。
コージー&ニールのタッグ・プレイが聴けるのはUS盤ですが、UK盤もなんとも捨てがたい。US盤は高音域が強調されたリミックスがなされており、確かに今風ではあるのですが(アメリカでのセールスを意識したとか)、ドラムの音色も薄くなっている印象。
それに対してUK盤のドラムはタイトでずっしりとしており、聴いていてとっても気持ちいい。バンドサウンド全体としても、UK盤はブリティッシュ・ロックらしいというか、軽めなんだけどもひとつひとつの楽器の演奏が鮮明に聴き取れる。
US盤とUK盤をじっくり聴き比べながら、それぞれの魅力を味わうのも楽しいですね!