Michael Schenker Group – Desert Song (紹介&和訳)

今回ご紹介するのは Michael Schenker GroupDesert Song です。

Desert Song (1982)

M.S.G-Desert Song

Michael Schenker Groupについて

Michael Schenker Group (MSGとも表記) は、Scorpions や UFO のギタリストであった Michael Schenker が1979年に結成したドイツのハードロックバンド。1986年には Schenker と ボーカルの Robin McAuley は McAuley Schenker Group にバンド名を変え、1993年まで活動する。その後、1996年に Michael Schenker Group として再結成し、2018年現在も活動している。

バンドの音楽性は Michael Schenker の華麗なギター・プレイ をフィーチャーするメロディックなハードロック。分かりやすい曲調、シンプルなビート、時に織り込まれるメロウなメロディを特徴とする。

Michael Schenker (1955.1.10~)

Michael Schenker は同じくジャーマンメタルの雄である Scorpions のギタリスト Rudolf Schenker の弟であり、ボディの半分が白色、もう半分が黒色で塗装されたギター(Flying V)の使用が印象的。ギターのメーカーは以前は Gibson であったが、現在は ネオクラシカルメタル業界では有名な Dean Guitars と契約しており、シグネチャーモデルも製作されている。

この曲について

収録アルバム

Assault Attack (1982年8月リリース)
  1. Assault Attack (Michael Schenker, Graham Bonnet, Chris Glen, Ted McKenna)
  2. Rock You to the Ground (Schenker, Bonnet)
  3. Dancer (Schenker, Bonnet)
  4. Samurai (Schenker, Bonnet, Glen)
  5. Desert Song (Schenker, Bonnet)
  6. Broken Promises (Schenker, Bonnet, Glen)
  7. Searching for a Reason (Schenker, Bonnet)
  8. Ulcer (Schenker)

参加アーティスト

・Michael Schenker (マイケル・シェンカー) / ギター
・Graham Bonnet (グラハム・ボネット) / ボーカル
・Chris Glen (クリス・グレン) / ベース
・Ted McKenna (テッド・マケナ) / ドラム

歌詞&和訳

We’re sailing ships across the desert
And fading in the Arabian sun
You’re stallion stands to watch the sun set
The women scream as the camels run

To find a mirage cool oasis
And lie beneath the palms and the sky
And spend the night a silver moon set
The rising sun in the eagles eye

The heat of a dusky lady, Born on the sand
Burnin’ with desert fire, Cooling the man

Endless is the blowing desert
And in the shipwreck some may be lost
Too hot the sand too deep the oceans
It’s just surviving whatever the cost

俺たちは砂漠を航海している
アラビアの太陽の中へ消えていく
馬は日没を見るために立ち止まり
ラクダが走り女たちが叫び声を上げる

蜃気楼に浮かぶオアシスを見つけ
ヤシの木と空の下で横たわる
銀の月が沈む夜を過ごし
鷹の目には昇る朝日が映る

砂の上で生まれた、浅黒い女の熱が
砂漠の炎で燃え上がり、男を静める

吹きすさぶ砂漠には果てもない
難破船で命を落とす者もあるだろう
砂はあまりに熱く海はあまりに深い
何を犠牲にしても生き残ることだ

ひとこと

上述のとおり、このアルバムのボーカリストは Rainbow や Impellitteri への所属で有名な Graham Bonnet です。Graham はパワフルなパフォーマンスで有名ですが、”Desert Song” では荒っぽさは鳴りを潜め、落ち着いた歌いっぷり。Michael Schenker が奏でるドライな雰囲気のバッキングに合わせて、砂漠の旅の情景を語るように歌い上げる様には、非凡な歌唱力を感じます。

Graham Bonnet (1947.12.23~)

歌詞を和訳してみると、ロックソングとは思えないぐらいの美しさで、「詞」というより「詩」という雰囲気です。演奏もこの美しい歌詞に違わず、Michael Schenker も序盤は砂漠の過酷さを表すようなザクザクしたリフやバッキングを刻みつつ、中~終盤では中東的要素も感じるメロディアスなソロを披露します。

Michael Schenker Group の楽曲では注目されない部類に入るようですが、ただ聴いているだけで、砂漠の「蜃気楼が揺らぐ酷暑」や「落日後の寒さや寂寥」を感じるような、なんとも味わい深い名曲です。個人的には、好きなロックソングの10指に入りますね。

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