Eric Clapton 来日公演のメンバーについて

4月13日からエリック・クラプトンが日本武道館で公演を行っていますが、私の参加も明後日(4月20日)に迫りました。さて、今回の来日公演のバックバンドに関して、私は全員のキャリアを把握しているわけではありません。ライヴをより楽しむために、勉強がてら簡単にまとめてみようと思います。

エリック・クラプトン〈G./ Vo.〉

Eric Clapton (1945.3.30~)

エリック・クラプトン はイングランド出身のミュージシャンであり、ロック及びブルースを得意とするギタリスト、シンガー、ソングライター。「ロックの殿堂」にはヤードバーズ / クリーム / ソロ活動として3度の受賞を果たし、ローリング・ストーン誌による “最も偉大な100人のギタリスト” では第2位、ギブソン社の “Top 50 Guitarists of All Time” では第4位、タイム誌による “The 10 Best Electric Guitar Players” では第5位となった。「スローハンド」と呼ばれるギターの名手として知られ、 ジェフ・ベック、ジミー・ペイジとともに世界3大ロック・ギタリストの一人とされている。

クリス・ステイントン〈Key.〉

Chris Stainton (1944.3.22~)

クリス・スティントンはイギリスのセッションミュージシャン、キーボードプレイヤー、ベーシスト、ソングライター。1960年代にジョー・コッカーのバッキングミュージシャンとして活動したことで世に知られるようになり、以降もエリック・クラプトン、ザ・フー、アンディ・フェアウェザーロウ、ブライアン・フェリーと共演するなど活躍を続けている。クラプトンとはライヴ盤『Just One Night』を生んだ1979年の日本公演前後から活動を共にするようになり、ほぼ全てのワールドツアーにキーボーディストとして参加するなど、クラプトンの活動に多大な貢献を果たしてきた。

ドイル・ブラムホールII〈G./ Vo.〉

Doyle Bramhall II (1968.12.24~)

ドイル・ブラムホールⅡはアメリカ テキサス出身のギタリストであり、クラプトンやロジャー・ウォーターズなど数多のアーティストとの共演により知られる。ジミ・ヘンドリックスやスティーヴィー・レイ・ヴォーンの流れを汲む彼は、クラプトンが2000年に発表した『Riding with the King』への参加をきっかけに認められ、ギター・パートナーだけでなく、ソングライター、プロデューサーとしても活躍してきた。 なお、写真でも分かるが、ブラムホールⅡは左利きにも関わらずギターの弦を右利きと同様に張っているため、弦の順序が真逆(通常は上が6弦~下が1弦、彼の場合は上が1弦~下が6弦)となっている。他に見たことがない独自のスタイルである。

ネイザン・イースト〈B.〉

Nathan East (1955.12.8~)

ネイザン・イーストはアメリカのジャズ、R&B、ロックを得意とするベーシストかつヴォーカリスト。イーストは史上最も多くのレコーディングに参加したベーシストのひとりとされ、参加したレコーディングの総数は2,000作以上に及ぶという。その中にはクラプトン、マイケル・ジャクソン、ジョー・サトリアーニ、ピーター・ガブリエル、ジョージ・ハリスン、フィル・コリンズ、スティーヴィー・ワンダー、TOTOなど多くの大物アーティストとの共演・共作が含まれる。クラプトンとは1985年の『Behind The Sun』で出会い、『Unplugged』をはじめ多くのプロジェクトに参加している。

ポール・キャラック〈Key. / Vo.〉

Paul Carrack (1951.4.22~)

ポール・キャラックはイギリスのシンガー・ソングライター。ギター、シンセサイザー、キーボード、オルガンなど諸々の楽器を弾きこなすマルチなプレイヤーとしても知られる。 BBCニュースはキャラックを「黄金の声を持つ男」と呼び、レコード・コレクター・マガジンは「もし声の才能が経済的な成功とイコールならば、キャラックはフィル・コリンズやエルトン・ジョンのような伝説的な歌手よりも成功を収めることになるだろう」と評価した。キャラックは2013年にクラプトンの50周年記念ツアーに参加し「How Long」や「High Time We Went」といった名曲を披露し、2015年にはクラプトンがマディソン・スクエア・ガーデンで行ったバースデイ・コンサートでも共演している。

ソニー・エモリー〈Dr.〉

Sonny Emory (1962.12.23~)

ソニー・エモリーはアメリカ ジョージア州出身のシンガー、ソングライター、パーカッショニスト。ソウル&ファンクの伝説的バンド アース・ウィンド・アンド・ファイアーに所属していたこともある実力派である。スティーリー・ダン、ブルース・ホーンズビー、The B-52’sとの共演でも知られている。クラプトンとは過去に映画のサウンドトラック制作で共演したことがあるようだが、コンサートのサポートは今回の日本公演が初となる。

シャロン・ホワイト & ケイティ・キッスーン〈Back Vo.〉

Sharon White (生年不明 ※調べきれなかった)
Katie Kissoon (1951.3.11~)

バック・ヴォーカルに関しては、クラプトンのバックバンドではおなじみのシャロン・ホワイトが、ケイティ・キッスーンとコンビを組む。キッスーンは80年代後半から90年代前半に多くの作品やライヴに参加しており、1997年にクラプトンが約15万人を魅了した「ライヴ・イン・ハイドパーク」にも写真のように参加し、美声を披露していた。

ひとこと

エリック・クラプトンほどの世界的アーティストともなると、バックバンドも世界的アーティスト揃い。経歴を調べていても「うわあ、(クラプトン以外にも)こんな大物アーティストと共演してる人なのか」と気後れしてしまうほどです。このメンバーから生み出される音楽が素晴らしくないわけがない。ますます来日公演への参戦が楽しみになってきました。

在りし日のクラプトン

コメント

タイトルとURLをコピーしました