Dio – Don’t Talk to Strangers (紹介&和訳)

今回ご紹介するのは、ディオの「Don’t Talk to Strangers」です。

Don’t Talk to Strangers (1983)

歌詞 & 和訳

Don’t talk to strangers
‘Cause they’re only there to do you harm
Don’t write in starlight
‘Cause the words may come out real

Don’t hide in doorways
You may find the key that opens up your soul
Don’t go to Heaven
‘Cause it’s really only Hell

Don’t smell the flowers
They’re an evil drug to make you lose your mind
Don’t dream of women
‘Cause they’ll only bring you down

Hey you, you know me,
you’ve touched me – I’m real
I’m forever the one
that lets you look and see
Can you feel me?
I’m danger – I’m the stranger

And I, I’m darkness, I’m anger, I’m pain
I am the master
The evil song you sing inside your brain
drive you insane
Don’t talk!

Don’t let them inside your mind yeah
Run away, run away, go!

Don’t let them in your mind
Protect your soul

Don’t dance in darkness
You may stumble and you’re sure to fall
Don’t write in starlight
‘Cause the words may come out real

Don’t talk to strangers
‘Cause they’re only there to make you sad
Don’t dream of women
‘Cause they’ll only bring you down

Run, run, run, run away!

見知らぬ人と話してはいけない
やつらはお前に害をなすのだから
月明かりの下で書いてはいけない
その言葉は現実になってしまうから

戸口に隠れてはいけない
お前は魂を開く鍵を見つけるかもしれない
天国へ行ってはいけない
実のところ地獄に過ぎないのだから

花の香りを嗅いではいけない
それは正気を失わせる邪悪な薬だ
女を夢見てはいけない
やつらはお前を堕落させるのだから

おい、お前は俺を知っている
お前は俺に触れた – 俺は現実だ
俺はお前の目を開くことができる
永遠の存在だ
俺を感じられるか?
俺は危険な – よそ者だ

俺は闇であり、怒りであり、
苦しみであり、主でもある
頭の中で口ずさむ邪な歌は
お前を狂わせる
話してはいけない!

やつらを心の内に入れてはいけない
逃げろ、行け!

やつらを心に入れてはいけない
お前の魂を守るんだ

暗闇で踊ってはいけない
つまずいて失敗してしまうだろう
月明かりの下で書いてはいけない
その言葉は現実になってしまうから

見知らぬ人と話してはいけない
やつらはお前を悲しませるだけだから
女を夢見てはいけない
やつらはお前を堕落させるのだから

逃げろ、逃げろ!

収録アルバム

Holy Diver (1983)

  1. Stand Up and Shout (Jimmy Bain, Dio)
  2. Holy Diver (Dio)
  3. Gypsy (Vivian Campbell, Dio)
  4. Caught in the Middle ( Vinny Appice, Campbell, Dio)
  5. Don’t Talk to Strangers (Dio)
  6. Straight Through the Heart (Bain, Dio)
  7. Invisible (Appice, Campbell, Dio)
  8. Rainbow in the Dark (Appice, Bain, Campbell, Dio)

ひとこと

「Don’t Talk to Strangers」は、アメリカのヘヴィ・メタルバンド:ディオが1983年にリリースした『Holy Diver』の収録曲です。同アルバムはディオのデビューアルバムですが、その後のライヴの定番曲にもなる「Stand Up and Shout」「Holy Diver」「Rainbow in the Dark」などの名曲を含みます。

バンドの主宰であるロニー・ジェイムズ・ディオは、レインボーなどで数多くの名演を繰り広げた伝説のヴォーカリストであり、彼の非凡なる歌唱力を存分に堪能できるのが「Don’t Talk to Strangers」です。歌詞の内容は意味深にも見え、実はさしたる意味はないようにも見える不思議な感じですが…さておき、演奏に注目してみましょう。

この曲はギターのアルペジオで幕を開け、ロニーのミックス・ボイスでの歌唱が続きます。透きとおるような響きで聴かせると思いきや、少しずつ力強さを増していき、バンドの演奏が激しくなるのに合わせて歌声も変貌! ロニーのパフォーマンスは、音程やリズムが正確無比なだけでなく、微妙な声色の変化も使い分け、非常に高度なものです。

また、一緒に歌ってみると分かりますが、音域もかなり高く、常時ハイトーンで歌っていると言ってもよいほどです。高音を苦しそうに出す歌手も多いのに、高音で歌っていることすら聴き手に感じさせないとは…まさに超絶技巧といえるでしょう。

ロニーは2010年に67歳で死去しましたが、亡くなる前年のパフォーマンスを動画等で観ても、その歌声が健在であることが窺えます。存命であればいつまでも、素晴らしい歌とヘヴィ・メタル界のカリスマたるステージングを魅せてくれたでしょうに…早世が惜しまれます。

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